HSPでもいい。私は私だと思えるように

2020年最大の発見はHSPだと気付けたこと

こんにちは、よしのです。
今年も、もう12月。あっという間に1年が過ぎていったような気がしています。

今年は、とにもかくにも“コロナ”に振り回された年だったと感じます。
テレビやネットのニュースから、多くの感情が流れ込み、心が苦しくなってしまうこともしばしばでした。

海外で多くの人が亡くなり、体育館や冷凍車にご遺体が安置される報道。
志村けんさんがお亡くなりになったこと。
テレビの前で、何度も泣きました。夜寝る前に、思い出してはまた涙が溢れました。

また、当初は不安な情報が色々ありすぎるのに、子どもたちの学校は休みにならず、自主的に休校させたことで、子どもたちが周りに取り残される不安とも向き合うことになりました。

家族で何度も話し合い、我が家は「状況が落ち着くまで子どもたちの命を守ることを優先する」ことにしましたが、周りにそんなに警戒している人はおらず、とても居心地の悪い状況が続きました。

そんな中で、私は一つの転機がありました。
それは、自分は「HSPという性質だ」と気づいたことです。

心が暗い状況の中、趣味の読書でみつけた武田友紀さんの「繊細さん」の本には、今まで自分が誰にも言えず抱えてきたモヤモヤが、いくつも書き出してありました。

  • 職場で機嫌が悪い人がいると気になる
  • 人と長時間一緒にいると疲れてしまう
  • 小さなミスに気づいて仕事に時間がかかる
  • 気にしすぎといわれる
  • シュミレーションしすぎてしまう
  • 人に頼れない(相手がどう思うかまで考えすぎる)
  • 些細な音に敏感(時計の針の音で眠れない)

まだまだ当てはまるものはありますが、本当にびっくりするくらい、自分のことを書かれているようでした。

私はうそつきなのかもしれない?

私は表向きはとても「元気で明るく、楽しいことが好きで、行動力がある」人だと思われています。
自分がそう振舞って来たから、ずっとそういうイメージが付いています。

だけど、家に帰って一人になると、どっと疲れてしまうのです。
楽しいことは好きだし、人も好きなのだけど、とても無理をしている気がしていました。

仕事でトラブルがあると、AさんとBさんの間に入って仲裁役になることは日常茶飯事で、職場の中の雰囲気が悪かったり、誰か機嫌が悪いだけでも心が擦り切れる思いでした。

何か作業をする時は、一番効率がいい方法を頭の中や紙に書きだしてシュミレーションして取り掛かるのですが、「もっとこうした方がいい」「それじゃ二度手間だからこっちからやろう」と考えすぎては、時間がかかり、自分で自分の仕事を増やしてしまうことも良くありました。

だけど、周りからは「仕事のできる明るい人」というイメージで見られているので、私が家で疲れ切ってることなんて気づかれるはずもなく、職場ではいつも明るく元気を装いました。

仕事だけに限らず、人間関係全般で、そんな風に生きてきたのです。

私は「表向きの自分」と「本当の自分」が違うような気がして、いつも周りにうそをついているような居心地の悪さを感じていました。

HSPは結構いる、5人に1人って多くない?

武田友紀さんの本で「HSP」について知った後は、今度はイルセ・サンさんの「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」を読みました。

5人に1人はHSPであり、HSPは持って生まれた性質であるということに、強く背中を押された気がしました。

イルセ・サンさんの本のはじまりに、こんな文があります。

敏感な人の多くは、自己評価が低いのです。HSPの人たちは、自分とはまったく異なるタイプの行動が評価される文化で生きてきました。HSPのなかには、ほかの人たちから期待されるとおりの元気なキャラクターでいようと苦心し続け、本来のマイペースでおとなしい自分の性格を受け入れられたのは、年金生活に入ってから、などという人もいます。

イルセ・サン著 鈍感な世界に生きる敏感な人たち

HSPという言葉に出会わなければ、私も年金生活まで無理を続けたのかもしれません。
しんどいのに、周りに合わせて。
心をすり減らしながら、無理をしていたのかもしれません。
だって、「自分が頑張ればいいんだ」って、思ってきたから。

HSPであることを公言する

HSPについて本を読み、ネットで情報を集め、私は決めました。

「誰かに振り回されるのではなく自分らしく生きたい」

人の目を気にして、相手の機嫌ばかり伺って、自分の思いは後回し・・・そんなのはもうやめて、自分の良さに目を向けて生きていきたい。

そこから、自分がHSPであることを否定せずに生きていける場所が欲しくて、twitterを始めました。

今までの「元気で明るくいなければ」という想いを一度わきに置いて、「繊細で感じやすい本音」をつぶやき始めました。よしの の プロフィール

同じように感じているHSPの方が発信しているつぶやきを読むと、本当に首がもげそうなほど「わかる!!」と共感できることばかりで、顔も本名も知らないSNSの繋がりだけど、同じように感じる人がいるのだという安心感はとても大きいです。

twitterはあまり使い方に慣れていないので、まだまだこれからです。

今年は、悲しいことも涙することも、たくさんあって、コロナの不安はまだ落ち着かないけれど、まずはこの一年頑張った自分に「よく乗り切ったね」と言いたいです。

自分にできることから少しずつやっていけばいいですよね。

芸術や美しいものに感動する心や、こつこつと続けることができる力、人の役に立ちたいという想い。
これらを生かして、私なりに発信していくことで、誰かひとりでもいい。届けていけたらいいなと思います。

HSPであることに気づけて、本当に良かったです。
変えられないことを変えようと努力し続けた10代、20代はきつかった。
何かが違うと気づきだした30代、そしていずれ訪れる40代以降も、穏やかに、些細な幸せにほっこりできる感性を大事にしていきます♪

「生まれてきて良かったなぁ」って、人生の最後に思えるように。

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